『それに、付き合うって事は俺と唯で決めたんだろ。
本人同士が納得してんのに、なんでそれを関係もねー第三者に文句言われなきゃなんねーんだよ』
『それはそうだけど……』
『俺と唯との事は、俺たち以外がどーこー言える事じゃねーんだから黙ってろ』
都築くんが言い終わるか否や。
鍵の開く音がして、ドアが開けられる。
部屋に入ってきたのは、本宮先輩だった。
「あれ、やけに早いな」
「尚哉がヘタな事言い出さないうちにと思って、急いできたから」
「事実しか言ってねーし」
「そうだな。……マイク、まだ入ってる?」
「ああ」
少しだけ息を切らした先輩が、さっきまで都築くんが使っていたマイクの前に立つ。
そして、すっと息を吸い込んだ後、口を開いた。



