『唯に嫌がらせしてるヤツら。
俺と唯の事でなんか文句があるなら、俺に言え』
驚いて隣を見たけど、都築くんはそんなあたしの視線なんか気にしないで続ける。
『本宮に振られて落ち込んでる唯につけこんだのは俺の方だし。
今後、唯に手出したりしたら許さねーから、それ覚悟の上でやれ。
じゃ、本宮。鍵よろしく』
『ちょっと……、そんなハッキリ……』
都築くんがあまりに正直に言うから思わず口を出すと、あたしの声までスピーカーに響く。
『ハッキリさせねーから変な噂が流れて、おまえが悪者みたいに言われるんだろ』
『けど……、』
『本宮と俺を二股かけてるだとか、冗談じゃねーし。
中途半端に優しくして唯を傍に置いたくせに、昔の女選んで唯を振ったのは本宮だろ。
振られた唯が俺になびいたって何の問題もない』
『けど!』



