恋愛ジャンキー *-甘い蜜に溺れて-*



「えっ……、ちょっと! 出してくれたら誰にも言わないし……、」

『っていうか!

あんたのせいで都築のイメージすっごい下がったんだからね!

それ考えれば、閉じ込められるくらい当たり前だし!』


捨て台詞みたいに言われた言葉。

想像もしてなかった言葉だったから思わず黙ると、まだドアの向こうにいるらしいふたりが、ここぞとばかりに言う。


『生徒会長の後釜みたいに言われてて、都築が可哀想だとか思わないの?!』

『そうそう。あんたみたいな軽い女と付き合ってるせいで』

「……」

『捨てたんだか捨てられたんだか知らないけど!

会長がダメだったから都築にするとか絶対おかしいし!

結局、顔がよければ誰でもいいんでしょ?!

それに応える都築もおかしいって、みんな言ってるから』

『いい思いばっかしてるアンタが少しくらい痛い目見なくちゃ、みんな納得しないしね』