恋愛ジャンキー *-甘い蜜に溺れて-*



意味が分からない。

本気かどうかって、何にたいして?


流れからして、あたしの事好きなのかな、とか思った。

でも、都築くんはあたしみたいなのはアウトだって言ってたし。

第一、あたしが本宮先輩を好きだって知っててわざわざ好きになったりしないだろうし。


だから、違うハズ。


だけど、それ以外には思いつかなくて。

チラっと都築くんを見ると、都築くんもあたしを見ていたみたいで目が合う。


じっと……、真剣な目で見つめられて身体がすくんだ。


「俺、結構前から沢村の事、好きだから。

気持ち隠してもいねーし、気付くヤツは気付いてるだろ」

「……本気で?」

「嘘で好きだとか言わねーよ」

「あの……、あたし、遊びの恋愛とかできないタイプだって知ってるよね?」

「おまえに遊びに恋愛なんか求めてねーし。第一、そんな器用なタイプじゃねーだろ」

「そーだけど……」