「柚杞ーっ!はやく行くよ?」 「今行く!」 私、高科柚杞(たかしなゆずき)は食堂へと急ぐ。 はやく行かないと、食堂の席がなくなっちゃうんだ。お昼時は、当然だけど食堂は混雑する。 「はーっ…。席、取れてよかったね。」 私たちは、席に座りながら一息ついた。 「美依、柚杞、あたしたちジュース買ってくるけどどうする?」 仲良しのゆかちんと理子ちゃんが椅子に座った美依と私に聞いてくる。 「私はいらない。ありがとう。」 「あ、ココアお願い!」 美依と私はそれぞれ返事をして、先にお弁当箱を出した。