「ゆずー。昨日メール入れたの気が付かなかった?」 「あ…ごめん…」 次の日、学校へ行くと、マホにさっそく聞かれた。 結局、そのままケータイに電源を入れる事無く放置してしまった。 「…マホ、ちょっといい?」 「ん?」 教室にはマサシもサエもカズミもいなかった。 試合前で、サエとカズミは朝練があるのだろう。 マサシが来るのはいつもHRギリギリだし。 私はマホを連れて教室を出ると、屋上に上がった。