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「えぇ!?どういうことで…むぐっ」


夜、私はいっこうに会わない斎藤さんや平助君を気にして、沖田さんに聞いてみよう!

と沖田さんの自室に訪れた。



そして今、縁側で夜桜でも見ながら話してた雰囲気関係無しに大声を上げた私の口を沖田さんが凄い勢いでつぐんだ、


うんうん、沖田さん目が焦ってるよ。

ていうことはこれは一大事というわけですな……。




「いいですか?新撰組が、御陵衛士に間者を送ってることは幹部しか知らないんですからね、

ただあなたは斎藤さんが、その……だから…」



江戸から門下生を引き連れてやってきた伊東先生達が新撰組と決別しちゃって、

その中には平助君がいて、


そんな、



しかも斎藤さんを間者に送ったってことは

話し合いの結果ってことでもお互いあんまり良く思ってことないってことだよね……


敵同士ってことにも、成り兼ねないんだよね……?




「そんな……」


沖田さんが何かごにょごにょ言ってるのも無視してしまうくらい、衝撃的だった。