疑う気持ちと、そうなんだ、って安心する気持ち 今は、そうなんだって思いたかった。 「本当に大丈夫なんですか?」 「ええ、本当に大丈夫ですよ」 ジッと沖田さんを睨むように見る、 沖田さんは困ったように笑った。 「沖田さんに何かあったら私生きていけません」 「え?あはは、じゃあ気をつけます」 沖田さんに何かあったら、 本当、本当に私、ダメだ、考えただけで胸が苦しくなって、世界が全て怖くなる。 「泣かないで下さいよ」 「だって」 本当に好きなんだもん 離れたくなんかないんだもん