「沖田さんも……?」 「どうでしょう。ただ……私は近藤さんや土方さんの守るものを守れたらそれでいいです」 なんか腑に落ちないけれど、沖田さんがそう言ったら カッコイイから許せちゃう。 はぁ、とため息を落として私は自分でゴシゴシと涙を拭った。 「あーぁ、そんな武士のために泣くのなんて馬鹿みたい」 こう言って顔をそむけることしか今はもう出来ない。 ただ、ただ、言いたかったな。 山南さん、ありがとうございました。