少し困ったように、それでも沖田さんは私にニッコリと微笑みかけてくれた。 もうダメ。 「……沖田さん、私は酔っています。沖田さんも酔っています。それじゃダメですか?」 何もかわらなくていいの、今のままでいいの それでも、今だけでいいの 少し触れていたい。 「……………後悔するのはあなたですよ」 ううんしない。 「きっと朝には忘れてますから」 沖田さん、 声に出さずにそう言うと、沖田さんは顔をゆっくりと近付けてきた。 私、そういえばまだキスもしたことないんだ。 沖田さんじゃなきゃやだな。