私はただただ視線をうつすばかり。 体勢を直した二人に、沖田さんは呆れたようにため息を吐いた。 「いやぁ若い二人の声が聞こえたから一緒に夕飯でもどうかな、と」 「そういうこと!まぁ話してはる内容は聞けしまへんかったけど」 陽気な二人、 なんか楽しそう なんて思いながら沖田さんを見ると、沖田さんもちょうど私を見たところで 「な、行こうや!」 二人して笑って、突然現れた彼等に頷いた。