「仕方ないですよこればっかりは」



沖田さんはため息まじりに首をふった。


「〜〜……わかりましたよ」



はやいこと終わらそうと決めて、私は布団から出ると壁にへばり付いた。


「何してるんですか?」

「隣の人の声聞いてるんですよ。何か情報が掴めるかもしれませんし」



ゴニョゴニョと聞こえる隣の声



「そんなうまいこと……」



沖田さんは疑いつつ一緒になって壁に耳をあてた。


うまいこといくわけないってわかってるけど

「……龍馬はん、今回はいつまでいはんのどすか?」



(う、うまいこといったーーーっっ!!)