*** 「ケホッ…ケホッ」 「沖田さんどうしたんですか…?」 屯所を歩きながら沖田さんは今日何度目かの咳をした。 「んー?なんでもないですよ」 「そうですか?最近咳しますよね沖田さん」 「そうですかね?あはは、あんまり覚えてないや」 「もう、もっと自分のことにも感心持って下さいよね!一番隊組長なんだから」 「はいはい」 この二人が歩いていく様子を見送りながら、何人も心の中で(痴話喧嘩?)と考えるのだった。 そして後から聞こえてくるのだ、 「はいは一回!」 「はーい」 「沖田さん!」