私の呟きも聞かずに山崎さんは私の目を見る。 「……本当に好きだから、いつか別れが来るってわかってるから、だから、 もう、駄目なんです。本当に好きだ、から…」 自分でも何を言ってるのかなんてわかってない。 だって涙がポロポロ落ちてきて ああ ギュッと目をつむるとボロッと涙が落ちていって、その涙は、私の頬で拭かれた。 山崎さんだ。 でも、これは、……! 驚いて目を開けると山崎さんの顔面アップ。 ややや山崎さんが私の頬にキスしてる………!!! 「山崎さん!?」