「副長の句集二人で読みあさって爆笑してたんすよ」 「だ、だって!あっはっはっは!」 沖田さんは堪えきれずに涙まで瞳に浮かべて笑ってしまった。 山南さんは苦笑を浮かべため息を落とす。 「君達らしいね」 呆れてらっしゃるようだ。 もう少し話したいな、と思ったけれど山南さんは「頑張って」と言い残して屯所の中に行ってしまった。 あーぁ。 山崎さんはそんな私に気付いて私の頭をつつく。 うう、なんだよぅ 「睨まんでもええやんか」 「睨んでなんかいませんよー」