困惑する私の背中にそっと手をそえて山崎さんは耳元で教えてくれた。 「影間っていうのは男の遊女のことだ。男同士の恋情を衆道って言う」 び、びびびBL!? 萌えなのか、それは萌えなのか、 「無いね、萌えは無いね男にとっちゃ」 山崎さんも舌をベロッと出して苦笑を浮かべる。 「それが普通なんですよね」 「まぁな」 すごい文化だ。 「新撰組だと武田先生とか絶対そっちやんな」 「あー、あの人はね、」 「なんとも言えん」 なんだこの男三人の会話。