「副長の命令だ。新撰組三番隊隊長斎藤一、只今参上」 くはーっ!!カッコイイ!! 「斎藤さぁん!」 なんだか嬉しくて抑えられなくて斎藤さんにガバッと抱き着いた。 本当に一人じゃないみたい しかも土方さんの命令って!土方さん神! 「か、菅野さん……」 「ドンマイやな沖田さん」 斎藤さんは私の髪をくしゃりと撫でて無表情に口を開く。 「大馬鹿者とはお前のことだな」 「ごめんなさい」 「空が明るくなるまでに帰れとのことだ」 頷くとまた、ヨシヨシと斎藤さんは私の頭を撫でてくれた。 いざ、