ああ、ドアを閉めておくんだった…… 後悔してももう手遅れ。 私が絶望しかけていると、引き締まったお兄ちゃんの声が聞こえてきた。 「追いかけるぞ!二井!」 「はい!」 えっ?と私が目を見開いているうちに、二人はもの凄いスピードでネズミを追いかけて実験室を出て行った。 さすがは、サッカー部! 私はしばらくぽかんとしてつっ立っていたが、はっと我に返って二人のあとを追った。