河津の姿にやっと気付いた警備員は、彼の気配がただならぬものだと察し、車に近付けないよう駆け寄った。
河津は一切の躊躇いを見せず、懐から拳銃を抜き銃口を車の後部座席へ向けた。
警備員が河津の手にある銃を見て怯んだ。
一瞬の間が空いた。
突然、後部座席の窓ガラスがバシッ!という音とともに割れた。
「……!?」
我に返ったかのように、河津は素早く銃弾が飛来した方向を見定めながら、その場に伏せた。
最初の一弾から一、二秒の間を置いてから、二弾目が一弾目と同じ場所を撃ち抜いた。
河津は後部座席へ飛び付き、ドアを開けようとした。
彼の身体がバネ仕掛けの人形のように跳ねて、そのまま車に凭れるように倒れた。
銃声の方向へ身を捩ると、宅配便の車が猛スピードでこちらへ向かって来るのが見えた。
河津は立ち上がろうとした。だが、下半身に力が入らない。
右手で握っていた筈の拳銃が無い。撃たれた時の衝撃で落とした拳銃は何処かと見渡した。
あった。
何とか上体の力で這い、落とした銃に手が届いた。
車のスキッド音と悲鳴が飛び交った。
宅配便の車が真っ直ぐに突っ込んで来る。
河津は銃を運転席へ向けた……。
河津は一切の躊躇いを見せず、懐から拳銃を抜き銃口を車の後部座席へ向けた。
警備員が河津の手にある銃を見て怯んだ。
一瞬の間が空いた。
突然、後部座席の窓ガラスがバシッ!という音とともに割れた。
「……!?」
我に返ったかのように、河津は素早く銃弾が飛来した方向を見定めながら、その場に伏せた。
最初の一弾から一、二秒の間を置いてから、二弾目が一弾目と同じ場所を撃ち抜いた。
河津は後部座席へ飛び付き、ドアを開けようとした。
彼の身体がバネ仕掛けの人形のように跳ねて、そのまま車に凭れるように倒れた。
銃声の方向へ身を捩ると、宅配便の車が猛スピードでこちらへ向かって来るのが見えた。
河津は立ち上がろうとした。だが、下半身に力が入らない。
右手で握っていた筈の拳銃が無い。撃たれた時の衝撃で落とした拳銃は何処かと見渡した。
あった。
何とか上体の力で這い、落とした銃に手が届いた。
車のスキッド音と悲鳴が飛び交った。
宅配便の車が真っ直ぐに突っ込んで来る。
河津は銃を運転席へ向けた……。



