新宿副都心の高層ビル群の中で、一際存在を誇示するかのように建つ都庁。
その都庁内の会議室では、知事を交えた数人が今後の対策についての協議をしていた。
ただ、顔触れには、本来加わっていて当然の、警視庁幹部の姿が無かった。
代わりに都知事から呼ばれていたのは、陸上自衛隊東部方面軍幕僚長と、第一師団の幹部であった。
「総理はまだ治安出動に消極的なようだね」
「はい」
「現状を鑑みると、とても警察だけの力では治安を回復維持する事は無理だ。テロ実行犯の特定もまるで進んでいない。」
「第二、第三の爆弾テロがいつあっても不思議ではありません」
「10.1のテロ以降、暴動や治安悪化で東京の都市機能は死ぬ寸前だ。一日も早く何とかしなければならない」
「同感です」
「警察は、自分達だけの力で治安を回復し、且つ事件解決をすると息巻いて居るが、現状は何ら進んでいない。そこで、私が考えたのが君達自衛隊による治安出動なんだ」
「我々は、いつ何時そういった事態が起きてもいいように訓練を積んで来ました。全国の陸海空自衛官の中から、優秀な者だけを選抜して編成したテロ対策部隊も、習志野で待機して居ります」
「ですが、総理からの要請が無ければ治安出動は無理かと」
知事と自衛隊幹部の会話に、副知事は懸念を抱いた。
その都庁内の会議室では、知事を交えた数人が今後の対策についての協議をしていた。
ただ、顔触れには、本来加わっていて当然の、警視庁幹部の姿が無かった。
代わりに都知事から呼ばれていたのは、陸上自衛隊東部方面軍幕僚長と、第一師団の幹部であった。
「総理はまだ治安出動に消極的なようだね」
「はい」
「現状を鑑みると、とても警察だけの力では治安を回復維持する事は無理だ。テロ実行犯の特定もまるで進んでいない。」
「第二、第三の爆弾テロがいつあっても不思議ではありません」
「10.1のテロ以降、暴動や治安悪化で東京の都市機能は死ぬ寸前だ。一日も早く何とかしなければならない」
「同感です」
「警察は、自分達だけの力で治安を回復し、且つ事件解決をすると息巻いて居るが、現状は何ら進んでいない。そこで、私が考えたのが君達自衛隊による治安出動なんだ」
「我々は、いつ何時そういった事態が起きてもいいように訓練を積んで来ました。全国の陸海空自衛官の中から、優秀な者だけを選抜して編成したテロ対策部隊も、習志野で待機して居ります」
「ですが、総理からの要請が無ければ治安出動は無理かと」
知事と自衛隊幹部の会話に、副知事は懸念を抱いた。



