勤務を終えて駆け付けた時は、既に通常の面会時間を過ぎていた。
医師から、面会時間は特別に十分間だけ許可すると言われた。
集中治療室へ入ると、三山は眠っていた。
ベッドに横たわる彼女の身体が、やけに細く見えた。
起こさないように、そっとベッドへ近付く。
鼻には酸素を送る為のチューブが通されていた。
痛々しかった。
加藤は、いつの間にか無意識に三山の手を握り締めていた。
その手を握り返された。
「き、来てくれた、んですね……」
加藤は、慌てて手を離そうとしたが、三山の手がそうさせなかった。
「あんたが呼んだんだろうが」
「加藤さんの…加藤さんの名前しか思い浮かばなかった…だけです」
「どうせそんな事だろうと思ったぜ」
握っていた彼女の手を毛布の中に入れ、
「エアコン、効き過ぎてねえか?」
と言って、毛布を首までたくし上げてやった。
「さてと、俺を呼んだのは、こんなむさい顔を拝む為じゃねえだろ?頼みたい事は何だ?」
三山は加藤の言葉に促され、ベッド脇のロッカーを指差した。
医師から、面会時間は特別に十分間だけ許可すると言われた。
集中治療室へ入ると、三山は眠っていた。
ベッドに横たわる彼女の身体が、やけに細く見えた。
起こさないように、そっとベッドへ近付く。
鼻には酸素を送る為のチューブが通されていた。
痛々しかった。
加藤は、いつの間にか無意識に三山の手を握り締めていた。
その手を握り返された。
「き、来てくれた、んですね……」
加藤は、慌てて手を離そうとしたが、三山の手がそうさせなかった。
「あんたが呼んだんだろうが」
「加藤さんの…加藤さんの名前しか思い浮かばなかった…だけです」
「どうせそんな事だろうと思ったぜ」
握っていた彼女の手を毛布の中に入れ、
「エアコン、効き過ぎてねえか?」
と言って、毛布を首までたくし上げてやった。
「さてと、俺を呼んだのは、こんなむさい顔を拝む為じゃねえだろ?頼みたい事は何だ?」
三山は加藤の言葉に促され、ベッド脇のロッカーを指差した。



