鉄錆だらけの非常階段を地下に降りた。
何も書かれていない扉を女がノックした。
感情の起伏が感じられない中国語が、女の口から零れた。
「どうぞ」
扉が開き、顔に傷のある男が、中国語訛りの日本語で迎え入れた。
「指名、ありますか?」
「サービスがいい娘で」
「大丈夫、みんなサービスいい」
「スペシャルなサービス、出来る娘が居たら頼むよ」
中国人の男は下品な笑みを口許に浮かべ、指でOKマークを作った。
「少し待つね。スケベな女、あなたにつく……」
と言って、今度は指を三本立てた。
男が一万円札を三枚渡すと、更に相好を崩し、奥へと引っ込んだ。
三十分後、薄いベニヤ板で仕切られた狭い部屋に案内された。
間も無く女がやって来た。
着古してくすんだピンク色のキャミソールが、女の悲哀さを物語っている。
「シャワー、します。服、脱いで下さい」
抑揚の無い女の言葉に、
「シャワーの前に、ちょっと話があるんだ」
と、男の言葉が被さった。
何も書かれていない扉を女がノックした。
感情の起伏が感じられない中国語が、女の口から零れた。
「どうぞ」
扉が開き、顔に傷のある男が、中国語訛りの日本語で迎え入れた。
「指名、ありますか?」
「サービスがいい娘で」
「大丈夫、みんなサービスいい」
「スペシャルなサービス、出来る娘が居たら頼むよ」
中国人の男は下品な笑みを口許に浮かべ、指でOKマークを作った。
「少し待つね。スケベな女、あなたにつく……」
と言って、今度は指を三本立てた。
男が一万円札を三枚渡すと、更に相好を崩し、奥へと引っ込んだ。
三十分後、薄いベニヤ板で仕切られた狭い部屋に案内された。
間も無く女がやって来た。
着古してくすんだピンク色のキャミソールが、女の悲哀さを物語っている。
「シャワー、します。服、脱いで下さい」
抑揚の無い女の言葉に、
「シャワーの前に、ちょっと話があるんだ」
と、男の言葉が被さった。



