第一部『蘇る刃』


 国を憂いて若き命を山河に散らした者達よ


 君達が護ろうとしたこの国は


 果たして君達の命をもってして護る程の価値があったのだろうか


 いまや、この国には真に憂国の情を持った者は一握りの者しかいない


 愛国心を語れば、鼻で笑われ


 憂国を説けば、気が触れたかという目で見られる


 こんな国にしてしまったのは


 私利私欲に走る政治家や


 正しい答えを子供達に伝えられない教育者達だ


 この国の未来を信じて自ら命を捧げた英霊達に


 私は心からお詫びをする


 そして、くだらない国に成り下がった日本という国を


 正しい道へと導く為に、私は命を捧げる