琢磨は そっとあたしの手を引いて
自分の腕の中へ包み込んだ



「オレ ずっとこうして
千秋を抱きしめたかった
オレと付き合ってくれないか・・・」


「あたしね・・・あたし・・・
この一ヶ月間楽しくて これが本当の恋人同士だったらいいのに と思ってた」


あたしを抱きしめる琢磨の手が
一段と強くなった