【ジャニアside】
ついに最後のビシアスだ…俺が。
別に仲間意識なんてものは最初からなかった。
いや…あるはずもない。
「華央…お前は…最期にちゃんと幸せを掴んだんだな…。」
華央のことは…ビシアスとして救うことは出来た。
共鳴石を取り出されずに、『フェイ』を保つことなら…。
だけどそうしなかったのは…
「満たされた…顔だったんだよなぁ…あれ。」
今も脳裏に焼き付いている。
紫紀に名前を呼ばれた時の華央の顔。
もう…一度動き出した時間を止めることは誰にも出来ない。
「お前の時間は進んだ。そして…終わりを迎えた。
俺も同じだ…華央。」
俺も同じだ。
故意に歪められた自分を終える時が来た。
終わるなら…今だ。
最期に幸せになるために、
…思い出してほしい。
俺は君の…
ついに最後のビシアスだ…俺が。
別に仲間意識なんてものは最初からなかった。
いや…あるはずもない。
「華央…お前は…最期にちゃんと幸せを掴んだんだな…。」
華央のことは…ビシアスとして救うことは出来た。
共鳴石を取り出されずに、『フェイ』を保つことなら…。
だけどそうしなかったのは…
「満たされた…顔だったんだよなぁ…あれ。」
今も脳裏に焼き付いている。
紫紀に名前を呼ばれた時の華央の顔。
もう…一度動き出した時間を止めることは誰にも出来ない。
「お前の時間は進んだ。そして…終わりを迎えた。
俺も同じだ…華央。」
俺も同じだ。
故意に歪められた自分を終える時が来た。
終わるなら…今だ。
最期に幸せになるために、
…思い出してほしい。
俺は君の…



