「フライ!」
桃依さんの声と同時に、緑志さんと蒼刃さんの体が浮かび上がる。
しかも、さっきあたしを運んだ時とは比べ物にならないくらいのスピードで。
すっとシップの入口が開き、あたしの目の前に二人が降ってきた。
「遅いから強制送還ってとこだね。
緑志まで戦闘態勢に入ってなかった?」
「ごめん…ちょっと蒼刃の意志が伝染した。」
「俺のせいにすんなよな。」
蒼刃さんがやや表情を歪めて投げ捨てるようにそう言った。
「早速で悪いんだけど、緑志。
シールドでこのシップを見えなくしてくれるかな?
それと桃依、もう少し安全なところまで運んでくれる?」
「どこに向かって飛べばいいのー?」
「ここから一番近い国は…」
「エバーラスティングウイング…だね。」
「大丈夫…?桃依。」
「…大丈夫だよ。じゃあ、国境辺りの上空で留めておくね。」
「うん。頼むね。」
そう言って桃依さんは操縦室に入っていった。
桃依さんの声と同時に、緑志さんと蒼刃さんの体が浮かび上がる。
しかも、さっきあたしを運んだ時とは比べ物にならないくらいのスピードで。
すっとシップの入口が開き、あたしの目の前に二人が降ってきた。
「遅いから強制送還ってとこだね。
緑志まで戦闘態勢に入ってなかった?」
「ごめん…ちょっと蒼刃の意志が伝染した。」
「俺のせいにすんなよな。」
蒼刃さんがやや表情を歪めて投げ捨てるようにそう言った。
「早速で悪いんだけど、緑志。
シールドでこのシップを見えなくしてくれるかな?
それと桃依、もう少し安全なところまで運んでくれる?」
「どこに向かって飛べばいいのー?」
「ここから一番近い国は…」
「エバーラスティングウイング…だね。」
「大丈夫…?桃依。」
「…大丈夫だよ。じゃあ、国境辺りの上空で留めておくね。」
「うん。頼むね。」
そう言って桃依さんは操縦室に入っていった。