爆走★love boy

と、その時だった。



「お話を聞きたい生徒さんがいるんです」



私の横からスッと先輩が一歩前に出て、そう言った。



「話?」



それでも、おじさんの警戒はとけない。



まだ授業中だし、当然だ。



「すみません。自己紹介が遅れました」