爆走★love boy

だとすれば、私は今の今までそれに気付けなかったんだ。



あれだけ一緒にいたのに、雅紀君をカッコイイ秀才だとしか見ていなかったということ。



それはきっと、本性を隠していた雅紀君だけのせいじゃない。



私がちゃんと雅紀君を見ていなかったんだ。



「大丈夫か?」