「今、部活が終わったのか? 大変だよな〜。 サッカー部は気合い入れてる もんな」 よく見ると勇紅はエプロンを していて 鼻の先に白い粉がついていた。 きっと店の手伝いをしていたのだろう。 「そうなんだよな〜。 もう毎日クタクタだぜ」 俺は手で自分を 仰ぎながら言った。