猫耳姫とメガネ王子

☆☆☆

2度目のチャイムで、長谷川家の扉は開いた。


「あら唯ちゃん、こんな早くにどうしたの?」


花柄のエプロンをつけたおばさんが、笑顔で出迎えてくれる。


「あの、ちょっと壱と話したい事があって……」


「壱と? じゃぁ、どうぞ上がって? 二階の部屋にいると思うから」


「おじゃましまぁす」