私のために頑張ってくれているんだと思うと、嬉しくなる。


結局、眠っている壱をベッドまで運ぶのは無理なので、枕と毛布を持ってきて、かけてあげる。


その瞬間、ピクリと反応して横向きに寝返りをうつ壱。


「ごめんね? ありがとう」


その寝顔が愛しくて、私は壱にそっとキスをした。