猫耳姫とメガネ王子

「んにゃぁっ!?」


思わず大きな声を出してしまい、慌てて口を押さえる。


大丈夫、壱はまだ寝ている。


「なんで……?」


鏡の中に映る私の顔には、頬髭が左右に3本づつ生えていたのだ。