猫耳姫とメガネ王子

薄くて形のいい唇が、俺の下でギュッと硬く結ばれるのがわかった。


それと同じで、唯の体もカチコチだ。


そっと唇を離すと、最高潮に緊張して、胸の前でキリスト教徒のように腕を組んでいる唯がいた。


プッ……可愛い。


初々しいその反応に、思わず笑う。