その後の遠足は、はっきり言って上の空だった。
ホムラは、私の肩にちょこんと乗ったままウトウトと気持ちよさそうにしている。
でも、誰もホムラに注意を引くものはいない。
どうやら、ホムラが見えるのは私と飛龍君だけのようだった。
「遙!何、ボーっとしてんのよ」
巴が力強く背中をたたく。
「いたー。もう、巴、力強すぎ」
顔をしかめる私を、からかうように見ている。
「知ってるよー。さっきの休憩のとき、飛龍君と二人っきりだったんでしょ?もう、だからってそんなにポーっとしなくてもいいじゃん」
ニヤニヤ笑いながら巴は、なんだか勘違いをしている。
確かに、ボーっとしているのは飛龍君も原因の一つだけど……。
フラッシュバックのようにアキの最後の姿が脳裏に浮かぶ。
ホムラは、私の肩にちょこんと乗ったままウトウトと気持ちよさそうにしている。
でも、誰もホムラに注意を引くものはいない。
どうやら、ホムラが見えるのは私と飛龍君だけのようだった。
「遙!何、ボーっとしてんのよ」
巴が力強く背中をたたく。
「いたー。もう、巴、力強すぎ」
顔をしかめる私を、からかうように見ている。
「知ってるよー。さっきの休憩のとき、飛龍君と二人っきりだったんでしょ?もう、だからってそんなにポーっとしなくてもいいじゃん」
ニヤニヤ笑いながら巴は、なんだか勘違いをしている。
確かに、ボーっとしているのは飛龍君も原因の一つだけど……。
フラッシュバックのようにアキの最後の姿が脳裏に浮かぶ。