それから総当たり戦で他の二チームともに快勝した我がチーム。
ちなみに、みーちゃんは里香ちゃんとマッチアップはすんごい見物だった。まさにこれぞバスケ魂みたいな!
残念ながら里香ちゃんのチームは決勝でうちらんとこに二点差で負けちゃったけど、
とにかく普段は味方同士の仲間と敵チームで対戦するのが楽しくて仕方ないって感じでイキイキしてた。
そんなこんなで、チームも勝って、体育も終わって、やっと昼休みターイム(´∀`)☆
自分はこれだけのために生きてきたと言っても過言でない。
キーンコーンカーンコーン〜〜♪
「あ゛〜やっとお昼だ、腹へリーペコりーm(__)m」
みーちゃんが今にも空腹で倒れそうな様子を熱演(笑)
「はいはい。早く上あがって飯食ってこい。」
いっちゃんはそんなときも適当にうちらをあしらう(笑)
「うぃ。」
みーちゃんは若干古いギャグが様になる。なんでか。
すると、いっちゃんが突如思い出したかのように、みーちゃんを呼んだ。
「あ、そーだ。京(みやこ)おまえ、今週末の練習試合どーする?」
殆どの生徒はもう二階の教室へ帰ってる。
が、用意がゆっくりめなあたしを含めた昼メン(ご飯を一緒に食べるメンバー)は体育館にまだ残っていた。
みーちゃんこと、坂野京ちゃん。いっちゃんには下の名前のまんま呼ばれている。
「あー…たぶん、大丈夫だと思います。」
みーちゃんにしてはなんだか歯切れの悪い返事。
「もしアレだったら、今日か明日にでも、見てもらって出ていいかどうか聞いてこいよ。」
いつもより声のトーンが真剣味を帯びているいっちゃん。
「〜了解っす。」
そして、ちょっとテンション低めなみーちゃん。
何か、あったのかな?
そんなことを、帰りながらぼんやり考えていた―…



