「おーし。じゃあ、テキトーに4人1組作って、1~4まで番号決めろー。前の4人もなー」


その場で近くにいた子らとジャンケンで順番を決める。


「「「「最初はグー!ジャンケンほい!!」」」」


あたし以外の3人みんなパー。そしてあたしは・・・


「うわぁ~負けたー!!」


おもいっきりグーを出した・・・。


「ははっ!ハルちゃん一抜け~笑」


小さい頃からジャンケンが弱かったあたし。今回も負けだ。


そして、次々勝ちが進んでいき、結局あたしは4番のチームということになった。



「そろそろ決まったかー?決まったとこから前の4人のやつんとこでチーム組んでけー」



さぁ4って誰だろ。まあどのみちバスケ経験者いるわけだし、どこでもいっか。



「よ~ん~。4はここだよー」


間延びした声がよく通る。みーちゃんとこだ。


「おっ!?ハルっち4??」


「だよー^^」


「やりぃ!よろしこー☆」


屈託なく笑うみーちゃんは、誰に対しても分け隔てがなく親しみやすい。だからあたしもやりやすい。


「よろしくね!」


みんな続々とメンバーが揃った。


みーちゃん筆頭に、陸上部の夏、バレーの臼ちゃん、帰宅部だけど運動抜群のポンちゃん。そして自分。


自分が言うのも何だけど・・・たぶん、うちのチームかなり期待出来そうだ。