am12:00


4限目の授業は体育でバスケ。


この時間の50分て一番腹減ってダルイけど、身体動かすことをしていればあまり弁当のことを考えなくて済む。



唯一楽しいといえる授業。嫌なことも試合で忘れる。



そのときだけでも、目の前のことに没頭できるから。



「んじゃあ、とりあえずバスケ部のヤツ前出てきてー」



うちのクラスの担当は、いっちゃん。本名、安元一志。体育教師兼、男バスの顧問。


ちなみに確か、27とか。カズって呼ばれる人はけっこー多いからってゆう理由で、いっちゃんになったらしい。



もちろん本人は「センセイって言いなさい。」とか言ってるけど、誰も先生なんて呼ばない。だってあまりにゆるゆる過ぎる。見た目からして全然教師っぽくないし、怒んないし。



とかなんとか言いつつ、若干?いや実は生徒には人気があったりする。そのゆるさ加減と、本気でバスケやらしたときの差がめちゃめちゃギャップがあっていい!とか。



まぁあたしもヤツは嫌いじゃない。なんだかんだで初心者競技とかでも分かりやすく教えてくれたりするからかな。


けど普段は超テキトー。みんながやりたい!って言ったスポーツを大抵やらせてくれるのは別にかまわないんだけど、その場で「今日は何やりたい?」ってまずうちらに聞くし。



要するに、自分が決めるのがメンドイから生徒に決めさせる・・・みたいなね(笑