片平はじーっとあたしが書いた和訳を眺めて、いつもと変わらず無表情。
「竹中さん、ここのandはどことどこの部分を繋いでいる?」
やばっ・・・そこのトコちょっと曖昧だったんだ。希美ちゃんの訳を参考にさせてもらったけど、あたしが訳したときも、その辺よく分かんなかった・・・
これは非常にマズイ。。。
「どこからが切れ目ですか。」
・・・どーしよ・・・
「・・じゃあ、このItの役割は?」
え!?質問変わったし!!!しかもIt・・・仮主語だっけ?それとも・・・あ゛~もう分からんすぎる!!!!!
「このItは何を指しますか。」
やばい・・・マジで怒ってる!!!声低いし!!!もうこれしかない!!!!
「・・・分かりません。」
「何が分からない?」
くそ!!そーくるか!!!
「えっと、・・・Itの意味する部分が・・。」
「あなたさっきここ訳したでしょう?書いているじゃない。そこを読めばいいだけでしょう。」
う゛っ・・・キビシ!!!確かに書きました。
「―の今年度の収入の60%は、M社との業務提携により、増加した・・・という結果を生み出したこと。。?」
「疑問じゃないです。」
「はぃ、すみません。」
ちょっと恐すぎですけど、先生・・・。



