堪えきれない想い


起きているときは


誤魔化せる



でも



夢の中は無意識に


心の赴くままに


身を委ねてしまうから


自分らしくないことも


平気でやってのけてしまう



だから



隠しておいた最後の気持ちも


せき止めることなんて


できなかった


そしてまた目が覚めると


涙で濡れたまつげが


雫が落ちてパリっと乾いた頬が


ありのままの思いの丈を


余すことなく物語ってる




夢はマボロシ




それでも


醜いぐらいに泣き叫んで


誰かを求める勇気が


そこにあるのなら


いつだって


夢の世界を


否定したくはない