俺はその様子を見ながら怒りで震えていた。

声を出す余裕もない。



ケンだけじゃなく他にもだと!?

しかもカラダ気に入ったってなんだよ!?

めぐみはカラダだけじゃなく全部が可愛いんだよ!!



ケンもそうだけど、他の奴らにもめぐみを渡すなんて冗談じゃないと思った。


すると、めぐみは意を決したように口を開く。


「あの、あたしは――」

その言葉が言い終わらないうちに、俺は動いた。