この手で紡ぐ神の欠片




金髪に柔らかなウェーブ。
澄んだ深い碧い瞳。
透明に近い白い肌。
可愛らしい小さな顔。
綺麗過ぎる白い白い翼。

イメージした通りの天使そのもの。

けど言葉はイマドキ。

…適応能力が高いつっーのかな…。

「たまっち、カラスから神話貰ったでしょ」

彼女は私をたまっち、と呼ぶ。

「うん」

私は歩きながら返事をする。

彼女は翼をフッ、と消して私の頭の少し上あたりに浮きながら着いて来る。