この手で紡ぐ神の欠片




運命の3女神の
ノルンに今後のこととかを
見てもらおうと思ったのだ。

私は、無言で本の表紙をしばらく見つめた。

「……」

色々と考えた後、
私は開くこともせず
本を机の上に置いた。

「お風呂入ろ」

わざわざ声を出して、
私はそうすることにした。


――運命ってなんだ。


頭に変な疑問が過ぎり、
私は頭をおさえた。

――格好悪いなぁ…。

――なんか青臭い。

思春期の学生かよ、と
自分を嘲笑したが
自分は思春期の学生だった。