でも、それはすぐにいつ呼び出されるか分からない不安と恐怖に染まる。


 顔を合わせてもいないのに、すでにじわじわと追い詰められているような気分だった……。


 もしかしたら、ソレを狙っているからすぐに呼び出さないのかもしれない。



 そうやって色々考えていると、段々不安や恐怖のせいでストレスが溜まってきた。

 もう明らかに胃にきている。


 食欲がなくなったりということはまだないけれど、時間の問題な気がした。




「アイリス様? 具合でも悪いんですか?」

 青い顔でもしていたのかもしれない。

 近くにいた生徒が心配そうに聞いてきた。