保健室を後にしたわたしはひとり廊下をとぼとぼと歩いていた。 時間を考えると、確かに呉羽先生が言ったように競技も終わる頃みたいだ。 実際遠くから生徒達が体育館へ移動する足音や話し声が聞こえる。 ……わたしも行かなきゃ……。 沈んだ気持ちのまま義務的に思う。 こんな状態で生徒達の前に出れるのか自分でも分からなくて、足が鉛のように重くなった。 これからの学園生活を考えると不安で堪らない。 呉羽先生はあの写メを持ったままだ。 これからも脅され続けるのは目に見えてる。