「それに、僕等と同じ事務所ってことは……僕等との関わりが……卒業してからも、続くってこと……だろう？　……嬉しいよ……」

　そう言ってふわりと微笑む。



　だから和子先輩、その微笑みはキツイですって……。



「じゃあ初撮影には様子見に行かないとな！」

　と、嬉々として優姫先輩が言い出す。


　それに対して――。

「ええ！？」

　と叫んだのはわたしではなく流依だった。


「先輩方も来るんですか？」


「何かな？　その嫌そうな顔は」

　叫んだ流依に注目し、一番に翔子先輩がジト目で言う。


　続いて寿先輩が笑顔で口を開いた。