「それで? お前はどうしたいんだ?」 そう聞いてくる流依の瞳に怒りの色はない。 ただ、優しげな光を持ってわたしを見つめている。 その眼差しに少し安心したわたしは、答えを伝えた。 「わたしは、モデルの仕事がしたい……」 「そうか、じゃあ頑張れ」 やっとのことで伝えたわたしの決意に、流依はあっさりと許しをくれる。 「…………へ?」 あまりにもあっさり過ぎて聞き間違いかと思った。 「何変な顔してるんだ? お前がちゃんと考えて決めたこと何だろう? だったら俺がとやかく言っても仕方ないさ」