聖花学園~花よ咲き誇れ~2

「俺はあの時、君にモデルとしての素質を感じた。でもそれは、君だって感じたんじゃないか?」


 その鳴海さんの言葉にドキッとする。


 あのときの快感。

 あれが素質だと言うなら、確かに感じていた。



「君は、撮られたいとは思わなかったのか?」


 正直思った。

 あの感覚をまた味わいたいと。



「何にせよ、貴方にその気があるならこっちはもう準備が出来ているわ」

 わたしが鳴海さんの言葉に反論出来ないでいると、柳川社長はそう切り出した。



「貴方がその気なら、私の事務所と契約してもらうわ。もちろんご両親の承諾を得た上でね」

「あ、でもサトちゃんの両親にちょっと聞いてみたら、君の意思に任せるみたいなこと言っていたよ?」

 柳川社長の言葉に付け加えるように学園長が言う。