「えーとね、サトちゃん。君さ、この間鳴海に写真撮ってもらったんだって?」
何で学園長が知ってるのかとも思ったけど、鳴海さんがこの場にいるんだから鳴海さんに聞いたんだろうと納得する。
「はい、翔子先輩と一緒に……」
「そう。それでね、何だか鳴海君を気に入っちゃったみたいで――」
「写真集を出そう!」
突然、学園長の言葉を遮って鳴海さんが身を乗り出し叫んだ。
詰め寄られたわたしは、たじろぎながらも「は?」と返す。
「あのとき君を撮っていて気付いたんだ! 君は最高のモデルになるって!」
そう言って今度は立ち上がり拳を握る。
「まだ荒削りな感じだけど、君には素質がある。俺はそんな君を育ててみたいと思ったんだ」
さっきよりは少し落ち着いた言葉の後に、今度は柳川社長が口を挟んだ。



