「でも笑ってるじゃない!?」 そう言うと、わたしは膨れっ面をする。 笑われて、何だか恥ずかしい。 顔が赤くなった。 「悪かったよ」 ひとしきり笑い終えた流依は、そう謝ると立っている状態のままで座っている私を抱きしめる。 突然の抱擁に、膨れっ面も緩んだ。 「でも、半分以上は本気だぞ?」 耳元で囁かれた言葉に、ドクンと心臓が跳ねた。 その熱い体温が、その言葉が真実だと教えてくれる。 わたしは何を言って良いのか分からなくて、顔を熱くさせたままで黙る。