聖花学園~花よ咲き誇れ~2

 

「しても良いか?」


「っ!?」


 その声はいつも以上に低く、直接心に届くような囁きだった。

 真っ直ぐで真剣な目。



 何の覚悟もしていなかったわたしは、今度こそ確実に硬直してしまった。


 背筋がピンと伸び、手は拳を握り膝の上。

 目を見開いて口を引き結んでいた。


 数秒、そのままの格好で流依の真剣な目と相対する。







「……っぷ!」


 どこからか吹いたような声が聞こえた。